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研究生オフィシャルブログ

孤独な、はやかです。第2話


名古屋の魅力の一つとして名物料理の多さが挙げられるが、一つだけ気に入らなかったものがある。

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そう、「台湾料理」だ。

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何故だ。

どう考えても思いっきりそれは台湾の名物だろう。

名物と言うか、郷土料理。

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名古屋はそこまでして名物を増やしたいのか。

もう別に十分では無いのか?

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我が埼玉県を一度見てみて欲しい。

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ただここまで全力で「台湾料理」と行く先々に書かれていたら仕方がない。
よし、今日の腹は台湾腹だ。

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ありすぎて迷ったが、正直何処もメニューが似ている...

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しかも実は、この近くには台湾ラーメンで一番と言っていいほどの人気を誇る店があるが、いきなりそこに入ってしまったら何かつまらない気がして敢えて少し無名の場所を探す。

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よし、このちょっと渋そうな台湾料理店にしよう。

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んー

入口を見る限り狭そうだ。

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扉付近には中華料理店などを連想させるオブジェが無造作に置いてある。

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龍の取手を掴み扉を引いた。

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中に入ると5人がけぐらいのカウンター席に、テーブル席が3席あった。

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お、しかも下に続く階段を発見。

意外と広そうだ。

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席に着くと、無造作に置かれた紙が目に入る。

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「ランチセット...」

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なるほど、聞いてはいたが台湾料理店の魅力はこのランチセットのボリュームと価格帯らしい。

大体の台湾料理店のランチはA、B、とあり日替わりランチとラーメンランチだ。

ここはCとEまであるみたいだ。

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ここはかなり迷うところだが、今日の腹に迷いはない。

ボリューム重視でラーメンセットにした。

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なるほど...

ラーメンが選べて更にご飯が選べるのか...

ミニチャーハンが付いてくる様なものだろう。

ついでにデザートかドリンクまで選べるみたいだ。

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ラーメンは豚骨、醤油、塩、台湾があるが、ここは素直に台湾ラーメンを食べてみるか。

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どれどれ、ご飯の方は...

天津飯、麻婆飯、中華飯、チャーハン、などかなりの種類がある。

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ここは....中華飯...

いやいや、台湾ラーメンと同じような物が出てしまったら残念だ...

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....ん

キッチンから鋭い視線を感じるが気のせいだろう。

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店員さんも待っている事だし、ここは潔く

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「Bセットの台湾ラーメンと麻婆飯お願いします。あとデザートで。」

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店員「.....??」

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静かだと思った店員さんはテーブルに背を向けた後、キッチンへもの凄い声量でオーダーを他国語で叫んだ。

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メモした紙は料理人さんには届かないらしい。

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おしぼりが出されたが、念の為手を洗いに行こう。ウイルスが流行っているからな。

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えーっと、トイレトイレ。

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あ、ここだな。

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ガチャリ

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おー、綺麗だ。

中華な風景画が飾られていたり、標準のトイレより少し凝った感じがする。

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トイレで店を評価する訳では無いが、印象を良くするのにはかなり大事だと思っている。

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ゆっくりしてトイレを出ると

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え、早すぎるだろ?!

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確かに絵とか見ながら4分ぐらい経っていたかもしれないが、カップラーメンが出てくるスピードでラーメンがテーブルの上に既に置かれているとは...

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ま、まぁ、ランチ時だしラーメンは早くてもそこまでおかしくないか...

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人生初の「台湾ラーメン」。

見た目は少し坦々麺に似ているが、スープが透き通っている。

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モンモンの湯気が匂いを運び、箸を握れと急かされる。

これは楽しみだ。

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「いただきます」

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レンゲをスープにつけた瞬間、

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ゴトン

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えーーーーーーー

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黙って店員さんが麻婆飯を置いた。

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注文してまだ5分経ったか経ってないかだぞ?!

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ガラス張りのキッチンの方を見ると、料理人さんのおじさんがフライパンを片手にこっちを睨んでいた。

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私は何で睨まれているんだ...

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気にしないようにしよう。

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あまりのスピードと眼力に圧倒されてしまったが、引き続きグルメを再開する事にした。

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麻婆飯は普通のお茶碗よりも一回り大きい器によせられていて、ラーメンも普通の大きさなのでボリュームはかなりある。

ミニチャーハンでは無く普通のチャーハンぐらいボリュームはあった。

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まずは伸びてしまわないように、ラーメンから食べてみよう。

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ほーぅ...

これが台湾ラーメンか...!

スープは色もそうだが、味も醤油ラーメンとあまり変わらない。

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ひき肉も割とサッパリしていてお昼にはちょうどいい軽さだ。

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鷹の爪で香り付けされたひき肉にニラともやしが、醤油ラーメンでは無く台湾ラーメンにしている。

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もしかしたらこのお店では台湾ラーメンのスープと醤油ラーメンのスープは同じなのかもしれないが、トッピングで名前が変わる料理なんて山ほどある。

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少なくともこの台湾ラーメンは私にとっては十分「台湾」だ。

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ペロッと食べれてしまいそうだが、麻婆飯の

存在にふと気づかされる。

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スープを飲んでレンゲをそのまま麻婆飯に差し込んだ。

レンゲを持ち上げると湯気が上がる。

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今にも崩れてしまいそうな豆腐がプルプル震えていて、テレビで料理を紹介する時にわざとらしく震えるレンゲのあの映像そのままだ。

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どれどれ...

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あっっつ!!

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熱々の豆腐が流れるように喉を通って行ってしまった。

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ふー...

改めてもう一度

今度はしっかり熱をとる。

カップラーメンでも火傷するこの猫舌を今でも恨んでいる。

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ゆっくり口の中へと運ぶと、スパイスの香りが口いっぱいに広がる。

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なるほど...

香辛料が強めの麻婆豆腐は好き嫌いが別れるが、私は好きだ。

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よーく見ると黒いブツブツしたものが沢山入っている。

手作りの麻婆豆腐ではここまでするのは難しそうだ。

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豆腐とスパイスしか入っていないこの麻婆飯はシンプルかつ最強の中華、いや、台湾料理だ。

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独特の香辛料は口の中を一気に駆け抜け、鼻へと抜けていく。

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このお店は麻婆豆腐がかなり美味いようだ。

またここに来た時は、夜に麻婆豆腐を単品で食べてみたい。

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ペロリとはいかなかったが全て完食し、デザートを食べ始める。

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杏仁豆腐を食べながら余韻に浸り、店全体を見渡した。

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近くに会社があるのか、サラリーマンがガツガツ昼飯食べてる。

そそくさと帰っていく背中を見ながら優越感に浸る。

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食前はゆっくり店内を見る時間がなかったが、よく見ると店内は仮面などの装飾されていて、古そうだが味がある。

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地下は宴会などが開けるスペースになっているようだ。

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うーん...

そして唯一気になるものが...

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やはりキッチンから視線を感じる...

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いい店だが働いている人はクセが強いみたいだ。

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ひと通りゆっくりした後、お会計を済まして店を出た。

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まだ台湾料理と中華料理の違いは分からないが、とにかくボリューム満点で質のいい昼食をとれて気分は最高だ。

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これだけ台湾料理店があると確かに名物と言ってもおかしくない。

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これは周りがいがありそうだ。

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